２月７日、中三学年は校外学習を行った。クラスごとに生徒が行き先の案を出し、生徒がプレゼンをし、生徒が行き先を決めた。クラスによって行き先の違うイベントである。私の知る限り、高輪において新しい試みであった。ジョイポリスやディズニーランドに行ったクラスもあれば、ロマンスカーで箱根に行き、班別自主研修をしたクラスまであった。箱根に行ったクラスでは、温泉につかり、昼食にそばを食べた班もあったらしい。なんとも乙な校外学習である。
　私のA組は、千葉のクロスポに行った。ボウリングや卓球、カラオケにサバイバルゲームまで、遊べる物はなんでも揃っている施設だ。そこで無邪気に遊ぶ生徒を見て、「少年はこうあるべきだよな」と、やたら感慨深かった。この学年が、コロナに振り回され、宿泊行事など大きな行事をことごとく断念せざるを得なかった学年であることが、その思いを一層強くさせたのかもしれない。
　生徒主体のイベントであるため正直心配な面もあったが、新たな試みを良い前例として残してくれ、このようなスタイルのイベントが成立することを証明してくれた生徒たちに、深く感謝している。

　中三A担任：秋山